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ARTIST

音楽、映画、アニメ、舞台、など、エンターテイメント界で活躍する注目のアーティストを紹介。

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2022年01月28日放送

日本からアジア・世界へ。
圧倒的な歌唱力と表現力で絶大な支持を誇る女性シンガー。

Ado (アド) | 歌い手

2002年10月24日 東京生まれ、19歳女性の歌い手。
『オリコン上半期ランキング2021』にて、アーティスト別セールス部門「新人ランキング」1位(ソロアーティスト史上初の受賞)に輝き、いま最も注目を集める新世代のアーティスト。
2020年10月にリリースしたメジャーデビュー曲「うっせぇわ」は、ミュージックビデオ&ストリーミング累計再生回数が合わせて4億を突破し、社会現象となっている。
2月にリリースした「ギラギラ」、そして4月に配信した「踊」がそれぞれストリーミング総再生回数1億回を突破し、10代ソロシンガー初となるストリーミング累計「1億回」再生楽曲3曲を保持しているアーティストとなった。また、「夜のピエロ」や「会いたくて」も続々とチャートインを果たしヒットしている。
2022年1月26日に初のCDリリースとなるアルバム『狂言』を発売予定。
2022年4月4日に初のワンマンライブ『喜劇』を Zepp DiverCity(Tokyo) にて開催予定。

Interview

J-Entertainment をご覧の皆さん、こんにちは Ado です。

Q狂言の言葉が名前の由来ですが、日本の伝統芸能などに興味があり、そのような名前にされたのですか?
A小学生の時に狂言についての授業があったんですね。
その狂言の役柄で「シテ」と「アド」という単語があって、最初は私は「あ、アドって響きかっこいい」というので「Ado」と付けたんですけど、後々意味を調べようと思ってインターネットで検索をかけたら、「シテ」は主役、「アド」は脇役。そう言った意味があったと知って、私が脇役となって誰かの人生を脇役として支えられていけたらいいなという思いが込められています。
Qそれが歌に反映されている部分はありますか?
A歌に反映されている部分と言ったら、難しいですね。
活動で言ったらその、支えられたらいいなという思いがあるんですけど歌に関してだと、やっぱり自分は基本は歌い手として「歌ってみた」を投稿して活動しているわけですけども、やっぱり元の楽曲があってこそ歌えている自分がいるので、この質問の回答になっているかわからないですが、オリジナル楽曲でも、書き下ろして頂いた楽曲、歌ってみたの際には歌わせていただく楽曲の世界観、ボカロPさんの思いをないがしろにしないようリスペクトして歌わせて頂いております。
Q「歌ってみた」から「歌われる側」になりましたが、心境の変化はありましたか?
A特に大きな変化はなく、でもやっぱり自分がボカロPさんに書き下ろして頂いた楽曲が、私が作ったわけではありませんが、私の歌を通して、Adoとしてリリースした楽曲だったり、歌ってみただったり、いろいろな創作に使われている所を見ると単純に嬉しいなって本当に心から思っています。
Q1つの楽曲にいろいろな声色が出てきますが、何か意識してそういう歌い方をしていますか?
A意識と言ったら、先程と同じになってしまうかもしれませんが、やっぱり、原曲、ボカロPさんの思いだとか、その言葉がその歌には込められているので、当たり前ですが歌詞っていうのは、ただの語呂がいいだけとか響きがいいとかそう言った単純なものではないですし、ちゃんとストーリーだったり意味が込められていますので、それを自分なりに表現するために、例えば悲しい感情を抱いている所だったら自分の中では声を抑えて歌ったり、逆に怒っているようなフレーズがあったらすごい声を張って自分も本当に怒っているかのように歌ったり、そう言った意味に合わせて自分の声色だったり声質を変えております。
Q表現力を磨くための努力はしていますか?
Aいろんな作品からインスパイアされたりいろいろな作品を見て影響を受けることが多いです。それが音楽だったり歌ってみただったり、好きな歌い手さんからだったり、ボーカロイドだったり、また歌手の方だったりっていうのはっていうのもありますけど、ただ単純に映画の作品だったり映像作品とかそういったところから影響を受けることもあります。
Qちなみにどんな作品(映画)で影響を受けましたか?
Aそうですねぇ... だいたい昔からディズニー作品が大好きで、本当に幼い時からディズニーのCDだったり、プリンセスの歌だったり、ミッキーたちが歌っている曲だったり、ディズニーのいろんなCDを親が聞かせてくれて、いい意味でちょっと大げさな表現だったりっていうのはすごく分かりやすいですし、本当にそのディズニーの表現を活かして今でも歌わせていただいているので、影響が特に大きいところで言ったらディズニー作品かな~と思います。
Q今後活動の中で挑戦してみたいことはありますか?
Aもっと自分の創作の部分を歌以外の創作場所を広げていけたらいいかなと思います。例えば自分の言葉をもっとより伝えるためには、じゃあ歌詞がいいのか?作詞がいいのか?後は本当に出来るのなら作曲をするだとか、それか何か物語を書くでもいいですし、そういった部分で皆さんにお見せするかどうかっていうのは、一度置いておいて自分の中でそういった創作をもっともっと増やしていけたらいいのかなと思っています。
Q音楽の部分で世界を意識した部分はありますか?
A世界のそんな大きな規模感のことは考えていませんでしたね。自分なんかが本当にそんなにできるのかって考えることが多くて...。さいたまスーパーアリーナだって、もちろん立ちたいとずーっと昔から思っていますが、いろんな方にすぐ叶いますよ!って言われるんですけどやっぱり大きな会場の大きなステージなので、自分にとってはまだまだなんだか遠い、遠くて憧れの存在だと思っているので、まだ世界を舞台にという考えはなかったですね。
QYouTubeなどから海外の声や反響は届いていますか?
Aそうですね。YouTubeなどのコメント欄もすごい海外の方のコメントが多くて、国を超えて私の声が届いているって思うと嬉しいですし、海外の方の私の歌に対するリアクションの動画みたいなのもなんか拝見したことがあるんですけど、それも海外の方にとってはこうやって聞こえてるんだとか、ありがたいことにそう言った動画を翻訳してくれてる方もいるので、翻訳してくれる方のおかげでこういう反応があるってことも知れて、面白いですし、そこからまた、こう言った歌い方が刺さるんだなーとか、こう言ったスタイルが好きなんだなぁ... とか、すごくわかるので日々いい刺激になっています。
Q行ってみたい国はありますか?
A前からずっとフランスに行きたいって思っていて、あと最近はロンドンとかもういいなぁって...。
ヨーロッパあたりとかの国に一度行ってみたいなって思います。そもそも私が海外に行ったことがないのでまず海外を体験してみたいっていうのはあります。
Qヨーロッパの国のどういうところに魅かれますか?
A街並みとかもそうですし、実際は本当はこうじゃないんだぞ、そう言ったご意見だったりコメントもありますけど、私がまだ実際に見てないんで...。ひと目映画の中で見た世界だったり、その好きな作品の舞台がヨーロッパだったりっていうのが多いので、街並みだったりまたファッションだったり、建物とか... それを一度自分の目で見てみたいですね。
Q好きなアーティストさんや注目されているアーティストさんはいますか?
Aそうですね。基本私はボカロの曲ばかり聞いていて最近もいろんなボカロP さんの楽曲を聞こうっていうのにあるんですけど、注目している方だと、100人くらい紹介したいぐらいなんですけど、それだと番組が終わってしまうので...。
最近ちょっとまた自分の中でブームになっている方は「いよわ」さんっていうボカロPさんがいまして、私の言葉で説明しきれないんですけど、楽曲の作り方が気になるぐらい、なんか音楽の作り込みがすごいですよね。そのボカロPさんなんですけど、なんか下手したらもう全部崩れて不協和音になってしまうんじゃないかっていうものを、全部自分の形にされていて、奇妙とも言えますし、不思議とも言えるんですけど、歌詞だったり世界観によって、曲によっては可愛らしいものにもなりますし、切ないものにもなりますし、なんて言ったらいいでしょう... 本当に音楽っていうもののなんかもういろんな、いろんなものを飛び越えて、本当に何だろう... 初めて聴いたときはなんだこりゃあ!みたいな...。
大体私がボカロP さんの楽曲を聴くと、何の音使ってるの?どういう音なの?みたいなものをすごいうまく使いこなして曲にしていたり、単体で聴いたら絶対気持ち悪いだろうな、っていう音を曲にはめ込むのが本当に上手で、それがまた本当にいい味というか「いよわ」さんの世界観を出されていて...。
これは私のただの自分の中の感想なんですけど、褒め言葉なんですよ。褒め言葉なんですけど、熱を出したときに見た夢の後の気持ちみたいな、そんな感じがして。でも悪い意味じゃないんですよ。そのぐらいなんかモヤモヤでもないですし、じんわり残るような感じの楽曲ばかりですね。 しかも「いよわ」さんはMVも自分でイラストでアニメーション描かれていて多才な方だなーってずっと前から思っていて、本当に何かもっと色々の方に知って欲しいなという方ですね。
Q楽曲はAdoさんからリクエストされるのですか?それとも、ボカロPさんからAdoさんをリクエストされるのですか?
Aだいたい私が、もうずっと好きで聞いていた楽曲で、中にはその自分が歌ってみたとして投稿したものも残したボカロPさんの楽曲、ボカロPさん達がいらっしゃるのでそういった方々にお願いしています。
Q2022年1月に発売されたファーストアルバムについて
Aそうですね。まだ1年ですけど、活動自体は、もう4年くらいたっていて、さらに活動を始める前から、いつか自分のCD、アルバムが出せたらいいなと思っていたので、凄く感慨深いものがあります。
Qどんなところに注目して聴いてもらいたいですか?
A特にテーマなどは決めていなくて、ボカロPさんに私をイメージしてお願いしているんですけど、やっぱりボカロPさんによって、書くものも世界観も全部違うので、その一つ一つ違った世界観をそのボカロPさんのファンの方、ボカロが好きな方、全然知らない初めて聞く方達も皆が楽しめるような... 本当に一つ一つ違って、どれも何度も繰り返して聞きたくなるような曲ばかりなので、すごくずーっと楽しめるアルバムになっているんじゃないかなと思っております。
Q最後に、番組を見ている世界中の方にメッセージをお願いします。
Aまだまだ私は未熟ものですし、もっといろんなことができたらいいなと思っていますが自分の活動を通して、もっとボーカロイドの世界、そしてボカロPさん自身や歌い手さんたちの文化世界をいろんな方に届けていきたいなと思っております。
私の活動によって、少しでもいろんな方にボーカロイドの魅力がもっともっと広まってほしいなと思っております。これからも頑張ります。