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ARTIST

音楽、映画、アニメ、舞台、など、エンターテイメント界で活躍する注目のアーティストを紹介。

Artist

2022年11月25日放送

日本が世界に誇る歴史あるエンターテインメントは
一つ一つ、日々の稽古の積み重ねにより築かれる

Kosen / Kokinu (小扇(こせん) / 小絹(こきぬ) ) | 芸妓 / 舞妓

小扇(こせん)/芸妓
生年月日:1989年12月12日
出身地:静岡県
舞妓デビュー(店出し):2006年5月11日
舞妓から芸妓へ(衿替え):2011年6月5日
小絹(こきぬ)/舞妓
生年月日:2004年9月23日
出身地:三重県
舞妓デビュー(店出し):2021年9月28日
[ 参考 ] 舞台やお座敷、国際交流やセレモニーなどで日本の伝統伎芸を披露しておもてなしをする女性を「芸妓(げいこ)」「舞妓(まいこ)」といいます。 舞妓は芸妓のなる前の見習い期間と位置づけされています。

Interview

Q小扇さん、芸妓さんになるまでにはどのような段階を踏むのですか?
A「仕込みさん」という舞妓ちゃんのたまごとしてこの世界に入ってきて、言葉やお行儀、舞のお稽古なんかを置屋さんに住まわしてもうて教わります。それから1年ほどたって、こうして舞妓さんになりまして、だいたい二十歳くらいまで舞妓さんをしてから、21歳くらいになると芸妓さんになります。そこでやっと一人前の人としてこの街では扱っていただけるようになります。
Qそれぞれの段階に応じて着物や帯、化粧、髪型、髪飾りなどに細かい違いがあるそうですね。
A舞妓はんは、地毛で頭、髪の毛を結うてはります。頭に季節ごとの毎月変わる簪を付けてはって、一目でその季節が良くわかるようになっています。お袖も長うて帯も長くて、袖を上げて延ばしたら振袖になって使えるようになっています。芸妓さんは鬘で島田という髪型を結うて、お袖も短こうなって、着物もちょっとシックな感じになったりします。昔でいうところの大人の女性の格好に変わります。
Q小絹さん、お稽古ごとは、どんなことをしていますか。
Aうちは今、舞とお三味線とお囃子とお茶と長唄の稽古をさしてもうてます。
Q舞妓さん芸妓さんに会えるイベントについて教えてください。
A毎年4月にさしてもうてます「都をどり」というものがあるんどすけれども、祇園甲部(小扇、小絹が所属する芸妓の組織)の歌舞練場(劇場兼練習所)が今年の秋に完成しますので、来年の都をどりはそちらでこけら落とし公演でさせていただく予定どす。
Qこれからだんだんと世界中の観光客が京都に戻ってくると思いますが、皆さんが期待することを教えて下さい。
A芸妓さん舞妓さんの世界だけでなくて、他にも日本の伝統文化、是非お越しになった際にはそういう文化に触れていただけたらなと思います。
(小絹)また会いたいと思ってもらえるような舞妓さんになれるよう頑張ります。